サイバーセキュリティとは、コンピューターやネットワーク、データなどの情報資産を、電子的な攻撃や犯罪から保護するための技術や対策を指します。情報セキュリティに含まれる関係にありますが、デジタル環境全体への脅威を想定し、デジタル世界で安全に活動できるよう、大切なデータやシステムを、悪質な攻撃やウイルスから守ります。
ランサムウェアなどによるサイバー攻撃が近年相次いでおり、特に中国やロシア、北朝鮮といった国家が関与したサイバー攻撃が問題視される中、国家の安全保障上、極めて重大な影響を及ぼす可能性があるとして警戒感が高まっています。
今回はサイバーセキュリティ関連株が再び注目されている背景に加え、サイバーセキュリティ関連株の本命株、出遅れ株を合わせてご紹介いたします。
大化けが期待できる
サイバーセキュリティ関連株の銘柄選びの参考に
Contents
サイバー攻撃の被害事例
2024年に起こったサイバー攻撃の中でも特に話題となったのがKADOKAWAグループとニコニコ動画へのサイバー攻撃。
2024年6月8日早朝より確認されたニコニコ動画及びその関連サービスを標的としたサイバー攻撃に端を発するKADOKAWAグループ全体へのランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃事件のことで、被害範囲はニコニコ動画を始めとしたKADOKAWAオフィシャルサイトやエビテン(ebten)など広範囲に被害をもたらしました。
サイバーセキュリティクラウドが2024年に発表した2023年1月~12月の『Webアプリケーションへのサイバー攻撃検知レポート』によると、検知された攻撃元を国別に2022年比較でみると、攻撃件数の上位は1位アメリカ、2位日本、3位フランス、イギリス、カナダとなっており、日本は2番目に狙われていることに。
一方で、IBMのサイバーセキュリティ部門の報告書『X-Force脅威インテリジェンス・インデックス2022』によると、2021年に最も多くサイバー攻撃を受けたのは日本となっており、発表元によって結果は異なりますが、日本は狙われやすい国であることは間違いありません。
サイバーセキュリティにおける政府の対応
サイバーセキュリティ対策について政府は「内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)」と呼ばれる組織を設置して対策立案を進めています。
サイバー攻撃は主に以下の4つに焦点が当てられており、これらに関わる対策が進められています。
- ランサムウェアによる被害
- サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃
- 標的型攻撃による機密情報の窃取
- 修正プログラムの公開前を狙う攻撃(ゼロデイ攻撃)
2025年度の組織改編で、サイバー安全保障の体制強化に向けて内閣官房に設置されている「NISC」を「国家サイバー統括室」に改め、トップとして次官級の「内閣サイバー官」を新設すると発表。サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御(ACD)」を可能とする法案を来年の通常国会に提出予定で、統括室をサイバー安保の司令塔組織に位置づけ、定員もNISCの188人から233人に増員するとしています。
サイバーセキュリティ関連銘柄の本命株
サイバーセキュリティ関連銘柄のうち、話題となるたびに物色される本命株と言える代表的な銘柄がいくつかあるのでご紹介します。
サイバーセキュリティ関連銘柄 本命株【3042】セキュアヴェイル
【3042】セキュアヴェイルは情報セキュリティーの設計・構築及び運用監視、ログ解析サービス、24時間有人対応などのサービスを提供。近年被害が増大するランサムウェア攻撃への対策として、ファイアウォールの設定の有効性を第三者目線で診断するサービスを開始しています。頻繁に物色されるため本命株の中でも代表的な存在です。
サイバーセキュリティ関連銘柄 本命株【3692】FFRIセキュリティ
【3692】FFRIセキュリティはサイバーセキュリティー専業の研究開発型企業。日本唯一となる「純国産」のサイバーセキュリティ製品の開発を行っています。防衛省など官公庁向け案件に強みを持ち、2024年には好業績を背景に上場後初となる配当を実施しています。
サイバーセキュリティ関連銘柄 本命株【4493】サイバーセキュリティクラウド
【4493】サイバーセキュリティクラウドは世界有数のサイバー脅威インテリジェンスとAI技術を活用した、Webアプリケーションのセキュリティサービス、及び脆弱性情報収集・管理ツールといったハッカー対策サービスの開発・提供しています。クラウド型Webセキュリティサービス「攻撃遮断くん」は国内クラウド型WAF市場の2023年度売上実績で2年連続シェアNo.1を獲得しています。
サイバーセキュリティ関連銘柄 本命株【4498】サイバートラスト
【4498】サイバートラストはSBテクノロジーの連結子会社で、日本初の商用電子認証局として電子証明書発行サービスをメインとするセキュリティサービス事業を行っています。2024年にはセキュリティ企業が出資しセキュリティ企業に投資を行う国内初のファンド「日本サイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合」に出資。直近では認証・セキュリティサービスで各パートナーとの取引が増加しているほか、Linux/OSSサービスで延長サポートや提携先商材の収益貢献が本格化しています。
サイバーセキュリティ関連銘柄 本命株【4704】トレンドマイクロ
【4704】トレンドマイクロは個人向けセキュリティ対策ソフト「ウイルスバスターシリーズ」や法人向け統合サイバーセキュリティプラットフォーム「Trend Micro One」などを開発・販売する代表的な企業です。法人用ウイルス対策ソフトで国内トップシェアを誇り世界でも高シェアで日本はもちろん、北米、欧州やアジア、中南米地域などで幅広くサービスを提供しています。
サイバーセキュリティ関連銘柄 本命株【4417】グローバルセキュリティエキスパート
【4417】グローバルセキュリティエキスパートは情報セキュリティーやサイバーセキュリティーに特化した専門会社。中堅・中小企業、また官公庁向けにサイバーセキュリティ教育や関連サービスを提供しています。2024年には兼松と兼松エレクトロニクス、ウエルインベストメントと「サイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合(NCFS)」の設立しています。
サイバーセキュリティ関連銘柄 本命株【4288】アズジェント
【4288】アズジェントはネットワーク上に存在する「見えない脅威」に立ち向かうためのセキュリティソリューションを提供している企業。直近ではプロダクト関連で大型案件の受注が実現するなど受注環境が改善傾向にあり好調。2024年にはセキュリティ運用・監視サービス「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス for Sysdig SaaS」(MSS for Sysdig SaaS)の監視対象コンテナプラットフォームにKubernetesベースのコンテナ管理プラットフォーム「Amazon Elastic Kubernetes Service(EKS)」を追加しています。
サイバーセキュリティ関連銘柄 本命株【3040】ソリトンシステムズ
【3040】ソリトンシステムズは認証を中心としたITセキュリティやサイバーセキュリティ対策、セキュアテレワークなどの分野で積極的に商品開発を行なっています。2024年には多要素認証サービス「Soliton OneGate(ソリトン・ワンゲート)」において海外現地法人向けのサービスを強化。またサイバー安全保障および重要インフラ向けプログラムの開発・研究を行う子会社「サイバー防衛研究所」を設立しています。
サイバーセキュリティ関連銘柄の出遅れ株
出遅れ株としては、サイバーセキュリティ関連銘柄が多いため、本命株がある程度一周するなどした場合に物色されやすくなることもあるため、そんな時に注目されそうな銘柄を集めてみました。
サイバーセキュリティ関連銘柄 出遅れ株【4258】網屋
【4258】網屋はネットワークセキュリティ事業とデータセキュリティ事業に展開しています。SIEM製品「ALog」や近年注目が高まっているSASE(クラウド管理型ネットワークセキュリティ)の国産サービスである「Verona」の受注が好調に推移しており、最近ではサイバーセキュリティ事業における大手企業への販売促進を目的に、エイチ・シー・ネットワークスと業務提携。業務提携契約及び当社データセキュリティ事業、ネットワークセキュリティ事業に関わる販売代理店契約を締結しています。
サイバーセキュリティ関連銘柄 出遅れ株【2326】デジタルアーツ
【2326】デジタルアーツは企業・公共・家庭向けにネットセキュリティソフトの企画・開発・販売を行う情報セキュリティソフトメーカー。安全なWebサイトやメールのみ接続できるフィルター技術に強みを持ち、ホワイトリスト方式のセキュリティ製品を用いて社内の情報セキュリティ対策を行うホワイト運用は利用実績1350万人を突破しています。
サイバーセキュリティ関連銘柄 出遅れ株【4398】ブロードバンドセキュリティ
【4398】ブロードバンドセキュリティはITセキュリティサービスに特化したトータルセキュリティサービスプロバイダー。企業における情報漏洩の予防や防止、セキュリティ機器の24時間365日体制での遠隔監視、未知のマルウエア検知によるネットワーク遮断等により、情報漏洩リスクから企業を守ることを目的としたセキュリティサービスを主要な事業としています。2024年には「相互に人材を補完しあう取り組みの検討」「新セキュリティー監視・運用ソリューションの共同開発」などの取り組みを実施することを目的として【3042】セキュアヴェイルと業務提携しています。
サイバーセキュリティ関連銘柄 出遅れ株【3927】フーバーブレイン
【3927】フーバーブレインは情報セキュリティ製品の開発・販売・保守を手掛ける企業。2024年にはCato Networksより、Cato SASE CloudプラットフォームのTier 1サポートを独自に提供できる技術力を持つパートナーに与えられる「Cato Distinguished Support Provider」に認定されています。
まとめ
今回はサイバーセキュリティ関連銘柄の本命株、出遅れ株をご紹介させて頂きました。
サイバー攻撃のトレンドは日々変化していき今後も世間を騒がせることになりそうですが、適切なセキュリティ対策が行えるよう、サイバーセキュリティ関連株には注目となります。
もちろん株価が下落することもあるので、あくまで参考程度になればうれしいです。
株式投資を行う上で悩みの種となるのが銘柄選び。
しかし最近では多くの情報がありますので、参考になる情報を選べれば、大化けが期待できるサイバーセキュリティ関連株の銘柄選びにも一歩近づくはず。
以下は投資顧問と呼ばれる株情報サイトで、無料で配信してくれた銘柄の株価が大きく上昇を遂げるケースもあり、これから上昇が期待できるサイバーセキュリティ関連株の大穴株も紹介してくれるかもしれません。
投資顧問には無料で利用できるサービスと、有料で利用できるサービスがあり、上記銘柄は無料で利用できるサービスの範囲内で確認できる情報です。
よかったら是非参考にしてみてください。
テーマ株に強い!情報収集におすすめなのがこちら
銘柄選びを行うときに目安にしやすい指標ともなるのが「テーマ株」という括り。本命株から辿っていくことで、「まだ動いていない銘柄はないかな?」などと探し当てる事ができれば、短期的な株価上昇に乗る事ができるかもしれません。
ただ株式投資は短期的な上昇の繰り返しだけでは、「継続的に資金を増やす」のが難しくなっていきます。当たり前ですが、株は必ず勝てるものではないからです。
しかし再現性のある手法を自分なりのルールなどを設けて発見する事ができれば、長期的に安定した成果を得ることができるはず。
筆者はもちろん、自身で銘柄選びを行う上で様々なものを参考にしていますが、そのひとつが「投資顧問」と呼ばれる情報サイトです。
信頼できる投資顧問の情報を参考にしたほうが、X(旧ツイッター)などSNSで煽ってるような人たちの情報を見るよりはるかに役立ち、トータルで見ると高いパフォーマンスとなる場合が多いんです。そこはやはりプロの目線で発信しているからかもしれません。
銘柄選びそのものは好きなので100%頼っているわけではもちろんありませんが、「継続的に資金を増やす」ことを考えて「信頼できる投資顧問の情報を参考にする」というのは理にかなっていると思います。
ただ一口に投資顧問と言っても、サービスの打ち出し方は様々で、日本株の個別銘柄の情報を無料で配信してくれるサイトが理想的。
例えば当サイトの記事内で度々ご紹介している「新生ジャパン投資」さん。
新生ジャパン投資の代表は、かつてラジオNIKKEI番組「源太緑星株教室」メインパーソナリティーを務めた前池英樹氏(高山緑星)です。
この方のポリシーとして「株で勝ち続けるためには、日経225をはじめとする全体相場の未来予測を的中させなければならない」というのがあるようで、未来予測に定評があります。
またその予測がすごくて、過去の大型バブル崩壊チャート(1929年世界恐慌時のNYダウ暴落チャート、1919年大正・昭和バブル崩壊時の暴落チャート)と、世界各国の人口動態(人口ピラミッド)の独自分析を駆使して、以下のような形で予測が次々と的中しているんです。
投資顧問なので、これらの予測は事前に顧客に発信してきたもののはず。その上で個別銘柄でもたくさんの実績を残していて、直近でも以下のような結果を出しているんですが、これらはすべて無料で登録した会員が見られるサービス内で発信されています。
- 配信日 / 株価:2024年05月24日 / 730円
- 高値日 / 高値:2024年12月17日 / 4,270円
- 最大上昇率:+484.93%
- 配信日 / 株価:2024年02月16日 / 412円
- 高値日 / 高値:2024年03月06日 / 1,285円
- 最大上昇率:+211.89%
- 配信日 / 株価:2024年01月09日 / 2,160円
- 高値日 / 高値:2024年03月07日 / 10,980円
- 最大上昇率:+408.33%
- 配信日 / 株価:2023年12月27日 / 691円
- 高値日 / 高値:2024年03月08日 / 2,898円
- 最大上昇率:+319.39%
- 配信日 / 株価:2023年12月11日 / 943円
- 高値日 / 高値:2024年03月22日 / 4,975円
- 最大上昇率:+427.57%
上記は実績の一部を抜粋しています。同社提供銘柄の全てにおいて同様の結果が得られる訳ではなく、買い推奨後に下落した事例もございます。
株価2倍以上の大化けになるような結果を出すというのはもちろんすごいんですが、全体で見てもコンスタントに20%前後の上昇結果となる銘柄が多く、もちろん外れることもありますが、銘柄選びの参考にするには十分すぎる内容だと言えると思います。
無料で見られる情報がここまでの結果を出してくれるのなら参考にしないわけにはいきません。投資顧問なので当然ですが、「なぜその銘柄をピックアップしたのか?」という根拠もしっかりとサイト内に書かれてますので、勉強になりますし、理解した上で参考にできるのは投資家にとって大きな利点です。
今なら、新生ジャパン投資から『次なる大化け候補株1銘柄』を無料で配信してもらうことができるようですし、長きにわたり未来予測を立てながら大化け銘柄を輩出し続けてきている前池氏の分析力は見ごたえのあるものだと思いますので、継続的に資金を増やしたいと思われる方は、この無料で試せる機会をぜひ活用してみてはいかがでしょうか。