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ディフェンシブ銘柄(内需株)とは、景気変動の影響を受けにくい業種や企業の株を指します。
これらの企業は、日常生活に欠かせない商品やサービスを提供するため、経済が低迷しても需要が大きく減ることが少なく、収益が比較的安定しているのが特徴です。具体的には、医薬品、食品、公益事業(電力・ガスなど)、通信などの業種が含まれます。これらの銘柄は、リスクヘッジとして活用されることが多く、特に安定した収益と配当を重視する投資家に人気があります。
今回はディフェンシブ銘柄(内需株)について解説しながら、記事後半では高配当の銘柄を注目すべき業種毎にランキング形式でご紹介。2025年7月4日時点の配当利回りを軸にピックアップしていきますので、投資妙味のありそうな銘柄をお探しの方は是非参考にしてみてください。
Contents
ディフェンシブ銘柄(内需株)の優位性と安定性
内需株、つまり日本国内での需要に依存している銘柄は、海外の経済や為替変動の影響を受けにくい傾向があります。
特に日本市場は少子高齢化が進んでいるため、医療や生活必需品、インフラ関連の需要は今後も持続すると考えられます。
また、内需株は、景気循環の影響が限定的なことから、安定した収益を見込みやすいことが特徴です。そのため、景気の波に強い資産として、リスクを抑えながら安定的なリターンを狙う投資家にとって魅力的です。
景気との連動性
株式市場では景気との連動性で区別される場合があり、一般的に景気との連動性が相対的に低い企業の株をディフェンシブ銘柄(内需株)、反対に景気の動きに業績が左右されやすい企業の株をシクリカル銘柄(景気敏感株)といいます。
- ディフェンシブ銘柄(内需株)
景気との連動性が相対的に低い企業の株
生活必需品である食品や日用品、薬品、社会インフラである電力、ガス、鉄道、通信など。 - シクリカル銘柄(景気敏感株)
景気の動きに業績が左右されやすい企業の株。
半導体、化学、非鉄、電気、輸送用機器、銀行、不動産、鉄鋼、機械、精密、商社、証券など。
ディフェンシブ銘柄は、安定したキャッシュフローを持つ企業が多いため、経済状況が悪化しても配当を維持しやすい特徴があります。例えば、電力やガスなどの公益事業や医薬品、通信業界などは、日常生活に不可欠なインフラやサービスを提供しており、需要が大幅に減少することは少ないと考えられます。このため、収益が一定水準で維持されることが多く、株主への配当も安定しているケースが多いです。
ディフェンシブ銘柄は、長期保有で「インカムゲイン(配当収入)」を得ながら安定的に資産を増やすことが期待できます。特に配当を重視する投資家にとっては、ディフェンシブ銘柄の高配当性が非常に魅力的です。また、経済の変動に影響を受けにくいため、リスクを抑えながら堅実なリターンを追求できる点が評価されています。
ディフェンシブ銘柄と高配当の関係
近年、金利低下や不安定な市場環境を背景に、配当金を安定的に受け取れる「高配当銘柄」が注目されています。
高配当銘柄は、配当利回りが相対的に高く、株価変動に左右されないインカムゲインを得る手段として、特に長期投資の観点から有利です。中でもディフェンシブ銘柄の多くは高配当であるため、リスクを抑えた長期投資として、また安定した資産形成の手段として人気が高まっています。
ディフェンシブ銘柄は、長期保有でインカムゲインを得ながら安定的に資産を増やすことが期待できます。特に配当を重視する投資家にとっては、ディフェンシブ銘柄の高配当性が非常に魅力的です。また、経済の変動に影響を受けにくいため、リスクを抑えながら堅実なリターンを追求できる点が評価されています。
ディフェンシブ(内需株)優良高配当銘柄ランキング業種別5選
それではディフェンシブ株を食料品、水産・農林業、医薬品、電気・ガス業、陸運業、海運業、空運業、情報・通信業の業種(セクター)別に分け、それぞれ配当の高い5銘柄を一覧にまとめご紹介してみたいと思います。
ディフェンシブ(内需株) 食料品セクターの高配当銘柄
証券コード | 企業名 | 配当利回り(%) | 時価総額(百万円) | PER(倍) |
---|---|---|---|---|
2286 | 林兼産業 | 4.77 | 4,669 | 4.25 |
2914 | 日本たばこ産業 | 4.6 | 8,436,000 | 41.78 |
2009 | 鳥越製粉 | 4.56 | 23,433 | 22.05 |
2117 | ウェルネオシュガー | 4.52 | 73,997 | 13.27 |
2109 | DM三井製糖 | 4.21 | 97,226 | 15.84 |
ディフェンシブ(内需株) 水産・農林業セクターの高配当銘柄
証券コード | 企業名 | 配当利回り(%) | 時価総額(百万円) | PER(倍) |
---|---|---|---|---|
1384 | ホクリヨウ | 4.33 | 13,678 | 6.27 |
1333 | マルハニチロ | 3.53 | 157,604 | 6.75 |
1381 | アクシーズ | 3.4 | 16,291 | 13.14 |
1332 | ニッスイ | 3.13 | 279,156 | 10.94 |
1301 | 極洋 | 2.85 | 55,137 | 8.04 |
ディフェンシブ(内需株) 医薬品セクターの高配当銘柄
証券コード | 企業名 | 配当利回り(%) | 時価総額(百万円) | PER(倍) |
---|---|---|---|---|
4595 | ミズホメディー | 7.11 | 26,786 | 7.1 |
4503 | アステラス製薬 | 5.28 | 2,537,148 | 49.45 |
4528 | 小野薬品工業 | 5.05 | 790,179 | 14.87 |
4521 | 科研製薬 | 5.01 | 167,290 | 10.37 |
4548 | 生化学工業 | 4.8 | 35,509 | 28.09 |
ディフェンシブ(内需株) 電気・ガス業セクターの高配当銘柄
証券コード | 企業名 | 配当利回り(%) | 時価総額(百万円) | PER(倍) |
---|---|---|---|---|
9513 | 電源開発 | 3.94 | 464,492 | 5.02 |
9536 | 西部ガスHLDG | 3.91 | 66,640 | 10.43 |
9508 | 九州電力 | 3.8 | 623,552 | 5.05 |
9543 | 静岡ガス | 3.67 | 82,974 | 9.31 |
9504 | 中国電力 | 3.62 | 288,430 | 2.72 |
ディフェンシブ(内需株) 陸運業セクターの高配当銘柄
証券コード | 企業名 | 配当利回り(%) | 時価総額(百万円) | PER(倍) |
---|---|---|---|---|
9076 | セイノーHLDG | 4.63 | 413,177 | 19.08 |
9067 | 丸運 | 4.57 | 12,050 | 10.76 |
9034 | 南総通運 | 3.81 | 13,120 | 9.49 |
9039 | サカイ引越センター | 3.68 | 111,481 | 12.22 |
9147 | NIPPON EXPRESS | 3.32 | 786,654 | 24.81 |
ディフェンシブ(内需株) 海運業・空運業セクターの高配当銘柄
証券コード | 企業名 | 配当利回り(%) | 時価総額(百万円) | PER(倍) |
---|---|---|---|---|
9104 | 商船三井 | 7.54 | 1,733,306 | 4.03 |
9101 | 日本郵船 | 6.34 | 2,225,639 | 4.79 |
9308 | 乾汽船 | 6.3 | 31,470 | 6.04 |
9110 | NSユナイテッド海運 | 6.14 | 93,725 | 4.95 |
9119 | 飯野海運 | 5.7 | 110,751 | 5.86 |
ディフェンシブ(内需株) 情報・通信業セクターの高配当銘柄
証券コード | 企業名 | 配当利回り(%) | 時価総額(百万円) | PER(倍) |
---|---|---|---|---|
9466 | アイドママーケティングコミュニ | 6.02 | 3,366 | 6.89 |
9446 | サカイHLDG | 5.26 | 4,996 | 3.51 |
2411 | ゲンダイエージェンシー | 5.06 | 4,858 | 13.55 |
9640 | セゾンテクノロジー | 4.97 | 29,322 | 19.47 |
4820 | イーエムシステムズ | 4.92 | 50,136 | 20.58 |
ディフェンシブ銘柄の配当利回りの見方と注意点
配当利回りは、高配当銘柄を見極める指標のひとつですが、配当利回りが高いからといって必ずしも良い投資先とは限りません。
極端に高い配当利回りは、株価が急落した結果である場合があり、企業が業績悪化や財務状況の悪化に直面している可能性も考えられます。配当利回りを過信せず、企業の業績や今後の成長性を見極めることが重要です。
配当を安定的に受け取るためには、企業が持つ財務健全性やキャッシュフローの状況を確認することが大切です。
特に、配当性向が高すぎる企業は、収益が減少した際に配当を維持できないリスクがあるため、適正な範囲に収まっているかがポイントです。また、営業キャッシュフローが安定している企業は、配当を維持しやすく、長期的に配当収入を期待しやすい傾向にあります。
配当を狙った投資では、配当落ちリスクにも注意が必要です。
配当落ちとは、配当権利確定日に株式を保有していた投資家が配当を受け取る一方で、配当分が株価に織り込まれ、翌日以降の株価が下落する現象を指します。また、過去の増配傾向がある企業は株主還元に積極的で、将来も安定した配当や増配が期待できます。過去の配当実績や増配の姿勢を確認し、安定的にリターンを得られる銘柄を選ぶことが大切です。
ディフェンシブ高配当銘柄投資のメリットとデメリット
ディフェンシブ銘柄、また高配当銘柄について簡単ではありますがご説明してきたうえで、メリットはお分かり頂けたかもしれませんが、当然株式投資ですのでデメリットも存在します。改めてメリットとデメリットについても解説していきます。
メリット:安定的な配当収入と株価変動リスクの低さ
ディフェンシブ高配当銘柄は、経済の変動に左右されにくく、安定的な配当収入を得られるのが大きなメリットです。
日々の生活に必要不可欠な商品やサービスを提供する企業が多いため、景気後退局面でも需要が安定しており、株価変動リスクが比較的低いことが特徴です。これにより、リスクを抑えつつ、インカムゲインを得ることが可能で、資産を着実に増やしたい投資家に向いています。
デメリット:株価の成長が限定的な場合が多いこと、配当維持のリスク
一方、ディフェンシブ銘柄は成長性が低いケースが多いため、株価の大幅な上昇が期待しにくい点がデメリットです。
また、配当の維持には企業の収益基盤の安定が欠かせないため、収益が急激に悪化した場合には配当が削減されるリスクもあります。特に経営環境が急変した場合などは、これまでの安定した配当が保証されないこともあるため、注意が必要です。
まとめ:ディフェンシブ銘柄と高配当の魅力を活かす投資術
ここまで、ディフェンシブ銘柄(内需株)について解説しながら、記事後半では高配当の銘柄を注目すべき業種毎にランキング形式でご紹介してきました。
高配当銘柄は長期的な保有を目的とする場合「配当」という現金が受け取れる上に、増配ともなれば株価に直接影響を与える場合も多くあるため、キャピタルゲインを狙うこともできます。
もちろん判断材料のひとつでしかないので、この条件だけで取り組むことは避け、業績そのものや市場の流れなども見ておく必要があります。
しかし、高配当銘柄であること以外の材料を探すには情報収集は必須となり、個人投資家1人では難しい作業と言えます。
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